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2010年04月03日

日本の手仕事は美しい

日本の手仕事は美しい



夫は出張に出掛け、長女は学校、次女は塾

家族を送り出して没頭したのはお掃除


先日訪れた茶房日々さんで買い求めてきたもろこしのほうき

これでお部屋を掃くと驚くほどのゴミが・・・・


実は、掃除機の購入を検討しておりました

どれも一長一短でなかなか満足する物に出会えずにいました

以前、国産の最高品を使っていたところ

お友達から

「掃除機なんて消耗品だから

安いのを買って2~3年で買い換えるのが賢いんだよ」

と言われました

次に買った安物は、やっぱりそれなりで

奥の方、すみの方のゴミが取れないだけでなく

吸いきれなかったゴミが吸入口から落ちてきます

で、やっぱり良い物に買い換えようと思っていたところでした

茶房日々さんで一目惚れしたこのほうき

即決するには高いかなと思いましたが

家に帰ってホームページを見たら

もろこしほうきとしては とっても安かったのでした

ひゃくまんえんのほうきって・・・・


使ってみたら、出てくる出てくる

絨毯の中から黄砂のようなゴミも掃き出されてきます

入り組んだ場所や、細い桟の上にたまったほこりも手軽に掃き落とせます

掃き寄せたゴミを掃除機で一網打尽に吸い取ると電気代も節約

ちょっとしたときには柿渋のちりとりで

hiromiさんが柿渋のちりとりは静電気が起きないから

ゴミが落ちるんだよと教えて下さいました、その通り

プラスティックなら静電気で落ちないだろう髪の毛も

するりとゴミ箱に落ちていきます

難を言えば、私が買った片手掃き

前屈みで使うので腰に負担がかかります

腰痛持ちの方はもう少し出して長ほうきを買うことをお薦めします

それでも、掃除機より安いかも(最高級品は別として)

なにより、工芸品は経年変化が美しいのが魅力です



日本の手仕事は美しい




その昔、柳宗悦らが中心となって起きた民芸運動

日常に使われている工芸品に「用の美」を見いだし芸術品にまで高めた

昔の日本人はなんて素敵な物を作り続けていたのでしょう

安価な工業品に押されてすたれつつあるこれらのもの

日本人としてもっと慈しんでいっても良いのではないかと思います

日々の店主が仰いました

「今、生き方がわからなくて自分探しとかしている人も多いらしいけど、

そんなことするよりこういう物について学んだほうがよほど自分が見つかるのに」

その言葉に、同感します


ただひたすらに、自分のすべきことを信じて生きていた人達の仕事です

その哲学に触れたら、自分のルーツが見つかるのではないかと思います

高いセミナー料を払うより

これらを一つ買って使い込んでみる事の方が私には価値があるように思えます

その昔、自己啓発セミナーみたいなのが流行っていて

私もとても薦められましたが

その人達の物の考え方が納得できなかった事

高額な料金(十数年前で初回12万、次のステップは30万以上、それを何回か・・・)

内容は教えられない事(先入観を持って欲しくないと言っていましたが)

これらのことから結局受けませんでした

もったいないと言われましたが

今でも、この歳になっても後悔はありません

そして結婚してから松本民芸の椅子を買いました

きっと同じくらい、いえ、椅子の方が安いかも

でも、今の私にとってはその方が価値があります

メイドインジャパンの美しさを知ってしまってから

ますます没頭しております

少しづつ、大切な物を増やし

そして使い続けていきたいと思います



日本の手仕事は美しい



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この記事へのコメント
私も畳には南部箒と決めて使っていますよ。ブリキのちりとりですが柿渋のも素敵ですね。
車のファブリック用にも小箒を使っていますがオススメです。
掃除機など家電を選ぶ基準はそれぞれでしょうが、重たいミーレの掃除機も現役のまま10年選手となりました。

『用の美』を意識してモノを慈しむ心を次世代の子ども達に繋げていくのも母親の大切なお役目ですね。
Posted by ATSUKO at 2010年04月03日 19:24
ATSUKOさん

畳には南部箒はとても使いやすいでしょう、ちりとりも弾力のある畳の上の方がゴミを受けやすいのではないかと思います。フローリングでは、どうしても残ってしまうので、やはり掃除機が必要でした。マンションでは掃きだし口もありませんし・・・
ミーレはなかなか体験が出来ないので検討が出来かねます(笑) ランニングコストもかなりネックです!
でも・・・10年現役となると、意外にコスパは悪くありませんね~
 
国を慈しみ、人々を慈しむ、それは、母親が伝えていかなければならない大切なことだと思います。迷える若者を減らすには、母親が賢くなければなりませんね。
Posted by チェリブロチェリブロ at 2010年04月03日 23:25
こんにちは。
久しぶりにコメントいたします。

松本民芸、の言葉に反応してしまいました。

私も松本民芸の家具が大好きです。
結婚する際に、母親からすすめられ、(当初はそんなに興味は無かったんです。。。)
和タンス、食器棚等々とそろえました。
歳がとるにつれ、この良さがすごく分かってきたような
気がします。
落ち着くんですよね。
日本人なんですね。

茶房日々さん、久しく伺っていないので、
お邪魔したいです。
Posted by onokyononokyon at 2010年04月05日 14:32
onokyonさん

こんにちは

松本民芸を、結婚の時に揃えて頂けたなんてご両親に感謝ですね。こういう物は使い込むほどに磨き上げられて艶も深まりますから、若いうちにこそ手に入れてほしいと思います。とはいっても、かなり高価ですし、重たいので転勤族には辛いですね
私は500円玉貯金で買ったりしています(笑)

 子供達の机は松本民芸のライティングビューローを、本立ての部分を今の教科書に合わせて、特注しました。
それも、子供達の出産から入学お年玉をすべて貯金しておいて、4年生くらいになったところで子供を連れて注文しに行きました。きっと一生、それ以上に大事にしてくれるのではないかと思います。 子供が大きくなったときにこれらの手仕事が残っていてくれることを切に願うこの頃です。せめて、手元にあるものだけでも、大切にしていきましょうね。
Posted by チェリブロ at 2010年04月05日 21:47
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